水辺に自生する広葉樹の紅葉を「空から」満喫=静岡・筏場のわさび田

日本一の水わさびの産地「筏場(いかだば)のわさび田」(静岡県伊豆市)はこの時期、水辺に自生する広葉樹が赤や黄色に色づいています。

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筏場のわさび田

「筏場のわさび田」は、日本有数の多雨地帯で知られる天城山系にあります。田の広さは約15ha。東京ドーム約3個分に相当し、1500枚の棚田から成り立ちます。清らかな清流と石積みの美しいわさび田は、伊豆半島でも屈指の風景といわれています。

2018年、世界農業遺産に認定。その栽培方法は、下層の大きな岩から上層へ向かって徐々に石を小さくし、わさび田の表面と内部に水を通すことで、水温の安定と栄養分や酸素の供給を実現。高品質なわさびに安定的に生産することができます。

紅葉が進むこの時期は、上空からわさび田を眺めると、もみじの「赤」とわさびの「緑」のコントラストが特に鮮やかです。

散ったモミジの葉が、わさび田沿い清流の水面を赤く染め上げます。

普段見ることができないアングルからの絶景を「空から」お楽しみください。

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