この先、29日(火)から30日(水)午前にかけては広く雨が降り、東海を中心に大雨となるおそれがある。その後、30日(水)午後から12月1日(木)にかけては冬型の気圧配置が強まり、北日本日本海側では大雪となるおそれがある。
　なお気温変化が大きく、福岡など西日本でも昼間は厚手のコートに加えてマフラーや手袋などの小物が必要な寒さになる日がありそうだ。

29日(火)～30日(水)午前は東海中心に大雨注意

　27日(日)から28日(月)は、西日本から北日本太平洋側を中心に高気圧に覆われて晴れる所が多い見通し。
ただ、29日(火)から30日(水)午前にかけては低気圧や前線が発達しながら日本付近に近づきそう。そのため沖縄から北海道にかけての広い範囲で雨が降り、特に湿った空気がぶつかりやすい東海を中心に大雨となるおそれがある。
　風も強まって横殴りの雨となり、荒れた天気になるおそれもある。

30日(水)午後～12月1日(木)は北日本日本海側で大雪注意

　低気圧や前線が通過したあと、30日(水)午後から12月1日(木)にかけての日本付近は西高東低・冬型の気圧配置が強まりそう。この時季としては強い寒気が流れ込むため、山陰など西日本日本海側でも雪が降る可能性がある。
　特に北日本の日本海側では平年より降雪量が多くなるおそれがあり、本格的な大雪シーズンに突入しそうだ。まだ大雪への備えをしていない場合は、備えを急いだ方がいいだろう。農作物の管理にも注意したい。

29日(火)以降は西～北日本で気温変化大　体調管理に注意

　この先、強い寒気が流れ込むため気温の変化がかなり大きくなる見通し。札幌では30日(水)以降の最低気温は氷点下が続き、最高気温は12月1日(木)以降0～1℃と平年より低い予想。
　北日本のみならず、西日本でも気温は乱高下しそうだ。福岡では29日(火)までは雨の日も含めて最高気温は20℃前後だが、30日(水)には13℃まで下がり、12月1日(木)は9℃と昼間でも10℃を下回る予想。日中も厚手のコートに加えて、マフラーや手袋などの小物もあった方がよさそうだ。

　この先、大雨・大雪・気温変化と気をつけることが多いため、27日(日)から28日(月)のうちにそれぞれ備えをしておきたい。

（気象予報士・鈴木悠）