福留孝介選手、山崎武司さんら野球の基本アドバイス 福井県越前市で学童教室、根尾昂選手ら現役プロ4人も指導

バッティングを実演、指導する福留選手(右)=11月27日、福井県越前市丹南総合公園野球場

 プロ野球の中日や楽天で活躍した山崎武司さんや今季限りで引退した福留孝介選手らを招いた学童野球教室が11月27日、福井県越前市丹南総合公園野球場で開かれた。鯖江市、越前市のスポーツ少年団など8チーム約120人が、プロからのアドバイスを吸収しようと練習に励んだ。

 教室は鯖江市野球連盟が主催し、山崎さんと保護者の親交が縁で開かれ、3回目。指導は2人に加え、中日の根尾昂、堂上直倫、小笠原慎之介の3選手、中日から楽天に移籍した阿部寿樹選手の計6人という豪華な顔ぶれ。

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 キャッチボールの基本について山崎さんは「相手の胸に強いボールを投げる。暴投してもいいから思い切って」と教えていた。バッティング指導では、福留選手が悪い例と良い例を見せながらこつを伝授。球児たちのティーバッティングを見て「肩と膝がまっすぐになるように立って打つこと」など、一人一人に声を掛けていた。

 選手の打撃披露では、阿部選手が高々とホームランを放つ姿に、球児たちは目を輝かせていた。鯖江中学校野球部1年の球児(13)は「プロは脚や腕の筋肉がすごかった。筋肉を付けてレベルアップしたい」と話していた。

 練習後、球児から花束を贈られた福留選手は「帰ってノートに書くなど、学んだことを覚えておいてください」と呼びかけた。

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