広西チワン族自治区百色市:中国南部国境における開放・協力のフロンティアへの20年間の懸命な努力

百色の新たな景観

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【百色(中国)2022年11月25日新華社=共同通信JBN】広西チワン族自治区南寧市で11月2日、百色市誕生20周年の記者会見が開かれた。過去20年間、百色は産業を重視することにこだわり、強力な産業、特有の農業、および近代的なサービス業の質の高い発展を促進するためにあらゆる努力をしてきた。総生産額が8.5倍に増加し、輸出入貿易の総額が44倍に増加し、アルミニウム産業の規模が1000億人民元に達している百色は、「中国最高の観光都市」と「国家田園都市」の名誉称号を連続して獲得した。

The Publicity Department of Baise City(百色市宣伝部)によると、広西チワン族自治区西部に位置する百色市は、中国とベトナムの間で最大の国境地帯を有する地級市であり、中国にとって東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との開放・協力のための重要なフロンティア都市でもある。過去20年間にわたり、百色は機会を捉え、改革とイノベーションを推進し、前に進むとともに、都市の総合力を大幅に高め、都市および農村地域の状況を大きく変え、人々の生活水準を大幅に向上させ、開発と開放で大きな成功を収めた。雇用、教育、医療、住宅、出産、老齢サービスなどの公共サービスは十分に保証され、継続的に改善されており、人々の生活環境は大幅に向上している。産業の再活性化は急速かつ着実に進展し、百色の地域送電網が構築され、環境に優しいアルミニウム産業のための国家実証拠点が建設されており、アルミニウム産業の規模は1000億人民元に達している。特徴のある農業は加速的に発展しており、百色マンゴーは、中国で欧州連合(EU)によって保護されている最初の100の地理的表示生産物の1つになっている。百色は、山岳、河川、森林、田畑、湖沼、草地の包括的管理を推進し、森林被覆率を2002年の42.3%から2021年には73%に増加させており、「国家森林都市」と「国家緑化モデル都市」の名誉称号を獲得した。

一方、百色は改革・開放を固持し、常に開放の水準を高めている。Baise Key Development and Opening Pilot Zone(百色重点開発・開放試験区)の設置が承認され、国境沿いにある中国初の地級市全域の重点開発・開放試験区となった。龍邦通関地は国際通関地に格上げされ、Naxi Corridor(ナシ回廊)を開通させた。国境の両側近くに住んでいる地元住民は互いに貿易し、輸入品の現地加工生産額は広西チワン族自治区で第1位である。ASEAN向けの国際チャンネルは一段と開かれた。

加えて、Guangxi Aluminum Products Warehousing and Trading Center(広西チワン族自治区アルミニウム製品倉庫・貿易センター)、Jingxi Border Economic Cooperation Zone(靖西国境経済協力区)を含む一群の開放・協力プラットフォームの建設が加速している。「百色1号」列車はChina-Europe Railway Express(中欧班列)との接続に成功しており、外国貿易は急速に発展している。百色は、ASEANに面し「一帯一路」を結ぶ重要な結節都市の1つになっている。

未来を見据え、百色は発展のための開放を固持し、質の高い百色重点開発・開放試験区を構築し、Border Economic Cooperation Zone(国境経済協力区)やCross-province (District) Economic Park(省(地区)横断経済パーク)などのプラットフォームの建設を加速する。さらに、百色は「Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area(広東・香港・マカオ大湾区)-Beibu Gulf Economic Zone(北部湾経済区)-ASEAN」の地域横断およびクロスボーダーの産業サプライチェーンに積極的に溶け込み、より高いレベルの開放・協力という新たなモデルを構築する。

ソース:The Publicity Department of Baise City

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