化学や医療 連携研究の成果報告 岡山でフォーラム、64件紹介

産学官金連携の成果などを報告したOUSフォーラム

 産学官金の連携を進める「OUSフォーラム」(岡山理科大主催)が28日、岡山市内で開かれ、大学教授らが連携の成果などを発表した。

 パネル展示では、岡山理科大で取り組む化学・機能材料や医療・獣医など7分野の研究64件を紹介。点滴スタンドの輸液コントロール機をワイヤレスで充電することで用便などの度に患者自身や医療スタッフが付け外しする労力を軽減するシステムや、マスカット・オブ・アレキサンドリアの酵母を使った日本酒の醸造といった事例があり、開発に当たった教授や学生が企業関係者らに経緯などを説明した。

 不可能の代名詞だった「青いバラ」の開発に成功したサントリーグローバルイノベーションセンター(東京)の田中良和・研究部上席研究員による講演もあった。

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