小田急がロマンスカーの「サブスク」 23年3月まで平日日中に デジタルチケット販売

デジタルチケットのイメージ(小田急電鉄提供)

 小田急電鉄(東京都)は、特急ロマンスカーの定額制サービスを2023年3月31日までの期間限定で始めた。平日の日中のみ有効で、30日間の期間中に4往復以上利用すれば、その都度乗車券を購入するよりも割安になる仕組み。同社のアプリ「EMot(エモット)」で、デジタルチケットとして販売している。

 特急ロマンスカーへの定額制サービス導入は初めて。観光利用のほか、通勤時間帯をずらす「オフピーク通勤」や、旅先でテレワークをする「ワーケーション」など、新型コロナウイルス禍で多様化する働き方での活用を想定している。

 サービスでは、任意で設定した期間中の平日午前9時から午後5時59分までの間、小田急線内のいずれかの駅を発車する特急ロマンスカーを1日2列車まで利用できる。乗車区間に指定はなく、走行距離に応じた4種類のチケットを展開。35キロ以内のチケットは3500円、50キロ以内は4500円、75キロ以内は5千円、全区間は6千円となる。

 ロマンスカーの乗車には、別途乗車券が必要。問い合わせは、EMotサポートデスク電話050(5835)2429。

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