来年4月の長崎市長選 現職・田上氏「年内には態度報告したい」

 任期満了に伴う来年4月の長崎市長選について、4期目の現職、田上富久市長(65)は28日の定例市議会一般質問で「年内には態度を報告したい。今しばらく熟慮のための時間をいただきたい」と述べ、出馬への明言を避けた。
 五輪清隆議員(市民ク)に対する答弁。
 田上氏は「重要な時期を迎えている長崎市のまちづくりを順調に進めるためにどうすべきかを念頭に熟慮したい」「まだ十分な時間が取れず、結論に至っていない」とした。
 同じく4期目の朝長則男佐世保市長(73)が不出馬意向との本紙報道について問われ「市政の状況や市長の考え方でそれぞれ違う。それぞれ判断がされていくものと思う」と述べた。
 長崎市長選には、同市の会社経営で市PTA連合会顧問の原拓也氏(54)が立候補を表明している。


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