読み手意識した文章の書き方は 岡山西署でNIB研修最終回

段落構成についてグループで考える若手署員ら

 岡山西署は29日、署員を対象にしたスキルアップ研修(全3回)の最終回を同署で開き、若手を中心に18人が文章構成のこつなどを学んだ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務めた。瀬尾部長は、文章を書く際の三原則を、正確さ▽分かりやすさ▽状況に応じたふさわしさ―と説明。具体的な手順として、まずは要素を書き出して分類した上で主題に沿って並べ替えるとし「誤解されずに伝わるかどうか、読み手を意識して」と助言した。

 参加者は、職場での自己紹介を想定したグループワークにも取り組み、経歴、趣味などをどのような段落構成にすれば的確に伝わるかを考えた。

 地域課の巡査女性(24)は「研修を受けて、報告書が読みやすくなったと上司から褒められた。記事の切り抜きを始め、地域ニュースにも敏感になった。今後も新聞を読んでいきたい」と話していた。

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