椎葉復興へエール 常連客発案の義援金贈る

お客さんから寄せられた善意を椎葉村議員に託すスナック「椎葉の里 ひなた」代表の甲斐田鶴子さん(右)=29日午後、宮崎市中央通1丁目(撮影時のみマスクをはずしています)

 椎葉にエールを―。宮崎市の繁華街・ニシタチのスナック「椎葉の里 ひなた」の客らによる義援金約20万円が29日、台風14号で甚大な被害を受けた椎葉村へ贈られた。店は同村出身の甲斐田鶴子(たづこ)さん(69)が営み、常連客の発案で店内に置かれた瓶に善意の寄付が集まった。村への道路がまだ完全復旧しておらず、甲斐さん一人で届けるのは大変だろうと、同日、村議らが店を訪れて義援金を受け取った。甲斐さんは「『俺も、私も』と協力してくれたお客さんの好意に感謝でいっぱい。故郷の役に立てればうれしい」と、一刻も早い復興への願いを込めた。

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