【29日】長崎県内983人コロナ感染 90歳以上の男性1人死亡

新型コロナウイルス感染者の入院状況(28日午後7時現在)

 長崎県は29日、県内で新たに983人の新型コロナウイルス感染者を確認し、90歳以上の男性1人が死亡したと発表した。前週の同じ曜日を124人上回った。県全体の確保病床使用率(28日午後7時時点)は26%。
 長崎市の民間高齢者福祉施設で、関係者7人の新たなクラスター(感染者集団)が発生した。新規感染者の年代別では、10代が181人で最多。▽40代153人▽50代124人▽10歳未満119人▽30代114人▽20代108人の順で多かった。重症化リスクが高いとされる60歳以上は計184人だった。学校関係では大村市立小1校、同市立中1校がそれぞれ1クラスを来月2日まで閉鎖する。
 県は29日時点のゲノム(全遺伝情報)解析結果を発表。11月13~19日に検体を採取した7人のうち1人がオミクロン株の派生型「BQ・1.2」だった。同派生型の確認は県内初。「BQ・1.1」はこれまでに2人確認されている。
 27日時点の県内のワクチン接種率は1回目82.4%、2回目81.3%、3回目70.2%、4回目43.1%。3回目以降のうちオミクロン株対応は17.1%。


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