困窮者支援にブレックス協力 3日ホーム戦で初の「フードドライブ」

 NPO法人「フードバンクうつのみや」と宇都宮ブレックスは3日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮で行われるホーム戦で、家庭で余った食品を募る「フードドライブ」を行う。生活困窮者支援とフードロス削減が狙いで、ブレックスと共催でのフードドライブ実施は初めて。

 同法人への食品提供に関する相談は、新型コロナウイルス禍に伴う経済苦などでコロナ前の2倍以上に増えニーズが高まっている。

 こうした状況から同法人はブレックスに共催を打診。ブレックスは国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むプロジェクト「BREX with(ブレックス ウィズ)」の活動の一環として協力を決めた。食品提供者にオリジナルステッカーを配布する。

 3日は約4千人の観戦が見込まれる。同法人の牧岡健(まきおかけん)事務局長(44)は「困っている人に手を差し伸べてほしい」。ブレックスウィズ担当の今井英二郎(いまいえいじろう)さん(43)も「必要な方に支援が届くよう、余っている食品を持って来てほしい」と呼びかける。

 フードドライブは正午から試合終了予定の午後5時過ぎまで。屋外の特設ブースで行い、寄付のみもできる。賞味期限が1カ月以上ある常温保存可能な未開封の食品で、米を除く。食品は同法人を通じて困窮者に届けられる。ブレックスは今後も複数回のフードドライブ実施を計画している。

 (問)フードバンクうつのみや028.622.0021。

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