お歳暮商戦、栃木県内でも本格化 感謝を込めて品定め【動画】

お歳暮がずらりと並ぶ売り場=25日午前11時25分、宇都宮市宮園町の東武宇都宮百貨店宇都宮本店

 師走を目前に控え、栃木県内の百貨店などでお歳暮商戦が本格化している。宇都宮市宮園町の東武宇都宮百貨店宇都宮本店に設けられた売り場は25日、1年の感謝を込めた贈り物を品定めする買い物客でにぎわった。

 例年と同様の約900点を並べた。売り上げの上位20品目のうち、クッキーなどの洋菓子が過半数を占めるという。

 食品・レストラン部の福田公一(ふくだこういち)部長(50)は「物価高で調味料や食用油などが支持されると想定していたが、贈った相手にくつろいだ時間を過ごしてほしいと思う人が多いのでは」と話した。

 同市、無職田中正夫(たなかまさお)さん(76)は「例年通り、孫が好きな物を選んだ。楽しみに待っていてほしい」と笑顔で話した。

 福田屋百貨店は、約1200点を並べた同市今泉町のFKD宇都宮店など、各店に特設会場を設けたほか、オンラインストアでも販売している。担当者は「県産品や、需要が増えている個食に対応した商品を豊富にそろえた」としている。

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