「口止めではない、は説明通らない」保育園はなぜ“誓約書”を書かせたのか=静岡・保育士園児虐待問題【キャスター解説】

静岡県裾野市の私立保育園で保育士3人が園児を虐待していた問題をめぐり、保育園側が園の職員に書かせていた誓約書です。「機密事項などを第三者に故意または過失によって漏洩したりしないこと」と書かれています。

しかし、保育園側は、11月30日夜の保護者説明会で「個人情報に関する内容で、虐待を口外するなという誓約書ではなかった」と話したということです。

保育園が「口止めではない」と説明したことについて、裾野市の幹部はSBSの取材にこう話しています。

「雇用した時ならわかるが、このタイミングでの誓約書で口止めではないという説明は通らない」

「口頭でも、口止めしていることを把握している」

なぜ、このタイミングなのかというのに疑問を抱きます。

裾野市は11月30日の会見で虐待に関して、刑事告発を検討していることを明らかにしていて、警察に情報を提供し、相談しているということです。

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