1日、カタールワールドカップのグループF第3節で、クロアチアとベルギーが対戦した。
ここまで1勝1分のクロアチアは、引き分け以上でラウンド16進出が決定。一方、モロッコにまさかの敗戦を喫したベルギーは勝利しなければなかなかグループステージ突破が見えてこない状況だった。
開始早々、クロアチアはイヴァン・ペリシッチが惜しいミドルシュート。4-3-2-1のシステムを採用したベルギーはボールの回りがあまり良くなく、基本的にはクロアチアがボールを回してチャンスをうかがい、ベルギーは奪ってからのカウンターでゴールを狙う図式となった。
14分、ベルギーが得意の高速カウンター。ケヴィン・デ・ブライネのラストパスからドリース・メルテンスが放ったシュートは右上に外れる。直後、今度はクロアチアがセットプレーからPKを獲得するも、これはVARの結果オフサイドとなった。
後半からベルギーはメルテンスに代えてロメル・ルカクを投入。前線に力強さを得たことでクロアチアゴールに迫る場面が増え、試合自体もオープンな展開となった。
名手ティボー・クルトワのビッグセーブで失点を防ぎつつ、ベルギーはたびたび決定機を迎えるが、ルカクが決められない。負傷明けのためやはり試合勘がないのか、自身なさげな表情ばかりが目立った。
結局スコアは最後まで動かず、0-0で試合終了。クロアチアがグループ2位でラウンド16へ進出し、FIFAランキング2位のベルギーはまさかのグループステージ敗退となった。