【速報】「熟慮に熟慮を重ね身を引く決意固めた」田辺信宏静岡市長 次期市長選出馬を断念 台風15号災害対応の責任取り 静岡市議会で表明

田辺信宏静岡市長は12月2日、2023年4月に行われる静岡市長選挙に出馬しないことを表明しました。田辺市長は同日開かれた静岡市議会での質問に答える形で、「熟慮に熟慮を重ねた結果、市長の職から身を引く決意を固めた」と明らかにしました。

<静岡市 田辺信宏市長>

「熟慮に熟慮を重ねた結果、私は次期市長選挙に出馬いたしません」

田辺市長は2011年の市長選で初当選し現在3期目。2023年度からのまちづくりの方針「第4次静岡市総合計画(4次総)」をやり遂げたいと意欲を見せていました。

市長選をめぐっては、2022年7月時点で田辺市長は立候補の意向を固めたとされていましたが、その後、2022年9月に起きた台風15号被害の災害対応をめぐって批判が相次いだことや支援者だった経済界の重鎮の別候補への鞍替えなど、情勢が大きく動いたこともあり「しかるべきときに表明する」として明言を避けてきました。

<静岡市 田辺信宏市長>

「この2か月、今後の姿勢継続への意欲と災害対応の責任の間で葛藤の日々を過ごしてきました。自問自答を繰り返し、本日の決断に至った」

田辺市長の態度表明を待たずに、自民党静岡支部は田辺市長を一本化で支援すると断言していましたが、市長本人が悩みぬいて4カ月余りの期間をかけて出した答えは出馬断念でした。

次の静岡市長選には、すでに山田誠県議と難波喬司元副知事が立候補を表明しています。

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