キューピットバレイスキー場 今シーズンの安全祈願 オープン17日予定 幅広い利用目指す

 安塚区須川の雪だるま高原を運営するスマイルリゾート(本社・湯沢町、田中章生社長)は2日、同所のキューピットバレイスキー場で安全祈願祭を行った。同社や地元関係者ら約20人が出席し、シーズン中の無事故、無災害を願った。

センターハウスで行われた安全祈願祭。スキー場関係者の他、上越市の中川幹太市長や行政、地元関係者らが出席してシーズン中の安全を願った

 今シーズンは今月17日にオープン予定。昨年に試験的に実施した「ツリーエリア」を、今年から正式実装。第2クワッドリフト沿いの国有林13・5ヘクタール内を滑走できる(事前申請が必要)。また、これまでも好評だったパウダーエリアを拡大し、ゲレンデ内各地点に配置。スキー教室での初心者に1日券プレゼント、またセンターハウス前駐車場の初心者、家族向け優先を継続するなど、地元から県外まで多くの人に利用されるスキー場を目指すとしている。
 スマイルリゾートの八木達也執行役員は、障害者スキー用具などの配備を進め、令和6年度から一般客の受け入れを開始予定であることを説明。「誰でも楽しめる生涯スポーツにしていきたい。今シーズンも事故やけがなく、皆さんと協力して最高のシーズンにしていきたい」と願った。
 同スキー場の佐藤利幸総支配人によると、昨シーズンの利用客数は5万4600人と、コロナ禍前の半分程度だった一昨年より若干増加。「需要が高まっているバックカントリーやパウダースノーに対応し、さまざまな情報を発信していく。歴史あるスキー場を、幅広く利用してもらいたい」と思いを込めた。

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