まちに心に彩りを 能生駅にイルミ点灯、来年1月31日まで 能生商工会女性部

 えちごトキめき鉄道能生駅に、冬の駅舎を彩るイルミネーションが設置された。明るい輝きに包まれ、地域住民や駅利用者の目を楽しませている。

小中学生らが作った新しいオーナメントなども加え、今冬のイルミネーション点灯が始まった能生駅

 糸魚川市の能生商工会女性部が、同駅の有効活用やにぎわいの創出などを目的に取り組み、今年で3年目。「恋する灯台」認定の能生港灯台が立つ弁天岩と日本海をコンセプトに、イルカやカモメ、ハート、星など同部員による手製のオーナメントを飾っている。
 毎年、電飾の数を増やしてバージョンアップしており、今年は11月にワークショップを開いて小中学生や地域の人たちと新しいオーナメントを製作。夕日や「yes!Nou‼」の文字も加えて一層にぎやかになった。
 点灯初日の1日午後5時、近隣住民や関係者らが集まってカウントダウン。一斉に明かりがともると「きれい」「かわいい」と歓声が上がり、スマートフォンで写真や動画を撮る姿が見られた。
 点灯を見届けた、えちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長は「楽しみにしていた。地域の皆さんがこうして駅に集まってくれることが励みになる」と喜んだ。中嶋千代子部長は「今年も多くの人、団体から協力を頂いてできた。長く続くコロナ禍の中、まちに彩りを、心にも彩りを」と願った。
 点灯期間は来年1月31日まで。時間は午後4時30分から同10時30分まで。駅舎内で「恋する灯台」写真コンテストの入賞作品や観光情報などを展示している。

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