水谷豊主演の「無用庵隠居修行」全6作が年末に一挙放送

BS朝日では、12月26~29日の4夜連続で、水谷豊主演の「無用庵隠居修行」(1=26日午後9:00、2=27日午後6:00、3=28日午後6:00、4=28日午後8:00、5=29日午後4:00、6=29日午後7:00)の全6作品を一挙放送する。

「無用庵隠居修行」は、時代劇の「だましゑ歌麿」シリーズから始まった水谷豊と吉川一義監督のコンビがおくる、笑いとサスペンス、感動ありの人気痛快エンターテインメント時代劇。江戸で起こる事件を鮮やかに解決する痛快なストーリーとともに、水谷豊、岸部一徳、檀れいという豪華キャスト3人の軽妙なやりとりで人気を集めてきた。2017年放送の第1弾から22年9月に第6弾までがオンエアされた。

現役の徳川家直参旗本・大番士の日向半兵衛(水谷)が、出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし、すべての欲を捨て「無用庵」でののんびり隠居暮らしを考え始めるところから物語がスタート。“殿”のお世話をしながら跡継ぎを心配し、出戻りのお転婆(てんば)な旗本の息女・松田奈津(檀)との縁談を進めようと、余計な世話を焼く勝谷彦之助(岸部)。奈津も「欲は捨てた」と意地を張る半兵衛にけなげに尽くし、半兵衛を困らせる。最新作の第6弾では、半兵衛は隠居の身、勝谷は半兵衛の息子・新太郎(田中偉登)の用人に。そして、奈津も半兵衛の妻となった。

幕府と江戸を巻き込んだ巨悪が暴かれていくサスペンスフルなストーリーも「無用庵隠居修行」の見どころの一つ。舞台は老中・松平定信(杉本哲太)による厳しい倹約令が発布されていた江戸で、武士や町民の生活も厳しい倹約を強いられたことによる不満が爆発、半兵衛の周辺でも辻斬りや強盗などさまざまな事件が頻発する。そんな事件にひょんなことから巻き込まれる半兵衛が、持ち前の正義感から事件の謎を追っていくと、それが幕府を揺るがす巨悪へとつながり…。半兵衛役の水谷の殺陣も必見だ。

さらに、各作品で登場する豪華ゲスト陣の演技にも注目。段田安則、石田ひかり、高嶋政伸、武田真治、友近、本田博太郎、永井大、岸本加世子ら多彩なキャストが脇を固める。

これまでの時代劇とは一線を画すコメディータッチもふんだんに取り入れ、新型エンターテインメント時代劇としてその地位を確立した「無用庵隠居修行」。サスペンスフルなストーリーに人情味あふれる奥深さも味わえる作品を、あらためて楽しめる貴重な機会となりそうだ。

© 株式会社東京ニュース通信社