新十両の對馬洋関 飛躍誓う 諫早市役所と母校を訪問

花束を受け取る對馬洋関=諫早農業高

 11月の大相撲九州場所で新十両に昇進した諫早市出身の力士、對馬洋関(29)=本名・梅野勝満さん=が1日、角界入門後初めて母校の県立諫早農業高を訪れ、在校生らに活躍を誓った。
 對馬洋関は同市高来町出身。県立諫早農高、日本大学を卒業後、境川部屋に入門。2016年5月に初土俵を踏んだ。
 諫早農高では、3年生約270人が体育館で歓迎。對馬洋関は「けがなどで悩んだ時もあるが、多くの人の励ましで乗り越えられた。母校で培った精神力が今の自分の強みであり誇り」とあいさつ。生徒会にあたる農業クラブの笠原桜会長(17)=3年=が「これからも生徒一同、応援しています」と述べた。相撲部の江口幸秀さん(18)=同=は「先輩の努力する姿を手本に就職試験などに向かって頑張る」と話した。
 これに先立ち、對馬洋関は11月30日、市役所で大久保潔重市長に十両昇進などを報告。大久保市長は「持ち味の粘り強い相撲でますますご活躍することを期待しています」と激励。對馬洋関は「来場所は勝ち越すことが目標。もっと稽古して相撲を磨いていきたい」とさらなる飛躍を誓った。


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