スペイン戦勝利でユニホーム人気加速 県内スポーツ店で品切れ、品薄状態

特設コーナーで販売する日本代表のユニフォーム。スペイン戦勝利で早速注文が増えている=2日夕方、小山市駅南町2丁目

 日本代表がスペイン代表に逆転勝利で決勝トーナメント進出を決め、栃木県内のスポーツ用品店でもユニホームの入荷分が完売するなど、早速反響を呼んでいる。店側は次のクロアチア戦に向け、さらなる盛り上がりに期待を寄せる。

 那須塩原市黒磯幸町の「村上スポーツ黒磯店」では、早朝の試合終了直後から店の通販サイトに日本代表ユニホームの注文が集中した。サッカー用品担当の村上典崇(むらかみのりたか)さん(37)によると、店頭分を含め、在庫約20着が完売した。

 すでにメーカー側も品薄で追加発注をかけられない状態という。村上さんは決勝トーナメントへの機運の高まりを実感し、「ベスト16の壁、ぜひ越えてほしいですね」と力を込めた。

 小山市駅南町2丁目の「スーパースポーツゼビオ小山店」でも、朝から通販サイトで人気選手を中心にユニホームの注文が相次いだ。開幕前にそろえた在庫は、残り3割程度まで減った。キーホルダーなど他のグッズも含め、店内特設コーナーでの販売も好調だ。

 朝倉啓介(あさくらけいすけ)店長(45)は「11月が暖かかったせいかクリスマス商戦が芳しくないので、熱狂が続いてくれたらありがたい」と話した。

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