SDGs活動 優良8団体たたえる 岡山で「アワード」表彰式

松田座長から表彰状を受け取る受賞団体の代表者(右)

 国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の達成につながる岡山県内の取り組みを顕彰する「おかやまSDGsアワード」の表彰式が3日、岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)で開かれ、受賞した企業やボランティア団体など8団体をたたえた。

 関係者ら約120人が出席。主催団体の一つで岡山県内の産学官でつくる「おかやま円卓会議」の松田正己座長が「地域やそれぞれの分野をリードする活動をさらに広げてほしい」と激励し、表彰状などを贈った。

 各受賞団体の代表らが活動内容を発表。学生主導で県内企業のSDGs活動をテーマに授業を行い、最上位の「特に優良な取り組み」に選ばれた「岡山大SDGsアンバサダー学生発案講義チーム」の同大2年赤木陽一さん(20)らは、企画立案から企業訪問の手配までを学生の手で行っていると説明。「地元企業の今まで知らなかった側面に触れることができ、社会貢献を深く考える機会にもなっている」と話した。

 本年度受賞の3団体と昨年度受賞の1団体を交えたパネルディスカッションもあり、活動の意義や苦労について意見を交わした。

 アワードはSDGsの推進などを目指し2020年度に創設。本年度は30団体の応募があり、「特に優良な取り組み」に同チーム、エリス、県自閉症協会(以上岡山市)、コノヒトカン(倉敷市)の4団体と「優良な取り組み」4団体を選んだ。

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