下野の石橋複合施設オープン 文化と子育ての拠点、カワチも

施設完成を祝いテープカットする関係者

 公民館、児童館の機能を併せ持った「石橋複合施設」のオープニングセレモニーが3日、下野市石橋の同施設で行われ関係者約70人が出席した。

 同施設は老朽化した石橋公民館と児童館を統合。市内で初めて民間活力を導入して整備した。地元住民らでつくる実行委員会が企画、運営する。昨年10月から建設が行われ、敷地内にカワチ薬品(小山市)が出店した。

 建物は鉄骨2階建て、床面積約2600平方メートル。1階は創作活動室や集会室、遊戯室など児童館機能があり、1階の一部と2階に音楽スタジオや学習室、会議室、調理室、エントランスホールなどの公民館機能を備える。建設費は約12億1700万円。

 式典には坂村哲也(さかむらてつや)市長や石田陽一(いしだよういち)議長、高山和典(たかやまかずのり)県議が出席。坂村市長は「市民が主役の文化拠点施設が完成した。施設を活用し街のにぎわいをつくってほしい」とあいさつ。テープカットの後、市内児童による楽器演奏や合唱なども行われた。

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