十万石まんじゅう&クレしんに次ぐ、埼玉産の新コラボ商品「フルーツわたあめ」誕生 あす6日から発売

森真太郎町長(左)に、「クレヨンしんちゃんフルーツわたあめ」の発売報告をする黒沢心優さん=小鹿野町役場両神庁舎

 埼玉県小鹿野町両神薄の大平戸農園(大谷紀浩社長)が、春日部市が舞台の人気アニメ「クレヨンしんちゃん」とコラボレーションした新商品「フルーツわたあめ」を12月6日から発売する。クレヨンしんちゃんにゆかりのある埼玉、秋田、熊本県が7月に締結した「家族都市」協定のプロジェクトの一環。全国のクレヨンしんちゃんオフィシャルショップや秩父地域の物産店などで販売する。

 1979年創業の大平戸農園は、秩父産の果物を使ったジャムやジュースを製造・販売している。2019年に果汁で作るフルーツわたあめを開発し、朝日産業(東京都品川区)と共同で手がけた専用綿菓子機や、各地のご当地フルーツわたあめの販売支援を行い、人気を集める。

 新商品のフルーツわたあめは、和洋菓子の十万石ふくさや(行田市)が手がけた「クレヨンしんちゃん十万石まんじゅう」に次ぐ、県産品のコラボ商品として誕生。埼玉県産ブドウ、秋田県産イチゴ、熊本県産ミカン果汁を使用した3層のカラフルな綿あめが目を引くパッケージになっている。

 容器ラベルの原画をデザインしたのは、秩父市立大田小学校1年の黒沢心優さん(6)。母親の美加子さんの協力を得ながら、しんちゃんの愛犬・シロのような、ふわふわの綿あめをイラストに加えた。小鹿野町の森真太郎町長に発売報告した黒沢さんは「店頭に並ぶまでドキドキしている」と話した。

 1個千円(税込み)。秩父地域では西武秩父駅前温泉祭の湯、じばさん商店、道の駅などで販売される。

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