「甘くておいしい」冬のブドウ出荷ピーク 広島 

広島県東広島市志和町の農園で、珍しい「冬のブドウ」が出荷されています。

東広島市志和町奥屋にある「すざわ果樹園」です。直売所を訪れた人のお目当ては、冬が旬のブドウ「紫苑」です。

大粒で房の大きいブドウです。最高級の桐箱入りは1万6000円あまり…。人気のお買い得用は、1房およそ500円から1500円です。

買った人
― 何房くらい買われた?
「5房ですかね。本当に甘くておいしいブドウなんです。すごくジューシーなんですよね。だからシャーベットのような感じがして」

糖度計で測ると、糖度は17.2度。

すざわ果樹園 須澤勝己 代表
「17度・18度は、もう一番おいしく食べれる値じゃないかと」

柴田和広 記者
「収穫は先月上旬から始まって、ほとんど終わったところです。このハウス、雨よけがあるだけで冷たい風も吹き付けてくる構造です。実は、この条件がブドウの甘みに関係しているそうです」

すざわ果樹園 須澤勝己 代表
「まず一番に自然に近い状態で作る。霜が降りる前くらいまでギリギリ待ってあげると、より甘味が増します。低温になり過ぎると、今度はブドウが傷みますので、ギリギリのところまで待つんですね」

冬のブドウ「紫苑」は、12月中ごろまで販売される予定です。

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