広島城「三の丸」整備と運営事業予定者に RCC代表の企業グループ

民間の資金やノウハウを活用して広島城のにぎわい創出を目指す広島市の事業で、施設の整備と運営を担う事業予定者に、RCCを代表とする企業グループが、選ばれました。

広島市は、民間事業者に商業施設の営業を許可し、その収益を施設の整備費などに充てる「パークPFI」と呼ばれる手法で広島城三の丸を整備します。

その事業者予定者として、RCCが代表で、TBS・中国新聞社・フジタなどあわせて11社でつくるグループ「広島城アソシエイツ」を公募で選びました。市の公募に応じたのは、このグループだけでした。

広島城アソシエイツは、2025年以降、三の丸に飲食店や土産物店を開業するほか、イベントなどに活用する多目的広場や駐車場を整備する計画です。

事業者予定者に選ばれたことについて代表企業のRCCは、「当社は広島城址に社屋を構えるロケーションをこれまで番組やイベントの制作に生かしてきました。中央公園一帯で新施設の整備が進む中、広島城をさらに魅力的なスポットにし、その価値を広く発信していけるよう関係事業者や行政とも連携し取り組んでいく所存です」とするコメントを発表しました。

広島市は、三の丸に歴史博物館を建設するほか、松井市長が天守閣の木造復元を目指す方針を表明するなど、広島城の観光拠点化を進めています。

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