5日午前5時10分ごろ、横浜市旭区下川井町の県道で、付近を通ったトラックの運転手から「車道で靴が脱げて倒れている人がいる」との110番があった。
旭署によると、倒れていたのは同区川井本町の無職の男性(84)で、頭などを強く打ち搬送され、病院で死亡が確認された。署はひき逃げ事件として捜査している。
署によると、現場は信号機や横断歩道のない片側2車線道路で、300メートル離れた道路脇に、フロントガラスの割れた乗用車が放置されていた。事故から数分後、その乗用車からさらに300メートルほど離れた同区矢指町の保土ケ谷バイパス上り線で、大型トラックに横浜市都筑区佐江戸町の男性(52)がはねられ、病院で死亡が確認された。
この男性は放置された乗用車の所有者で、署は二つの事故に関連性があると見て調べている。
県警は、保土ケ谷バイパスで大型トラックを運転していた会社員の男性(28)を自動車運転処罰法違反(過失致死)の容疑で書類送検する方針。