修復された大原家のピアノと共演 チェロの三船さんが17日、倉敷

演奏会のチラシ

 音楽プロデューサーでチェロ奏者の三船文彰さん=岡山市中区=による演奏会が17日、倉敷市美観地区の交流施設「語らい座大原本邸」(同市中央)で開かれる。

 ドイツ・ベヒシュタイン社が1928年に制作し、実業家の大原孫三郎が購入したアップライトピアノが今秋に修復されたのを受け、本邸と三船さんが企画した。荒木渉さん(ピアノ)も出演。サンサーンスの「白鳥」、ショパンの「チェロソナタ」など28曲を準備し、会場のリクエストで演奏作品を決めるという。

 三船さんはクラシックや楽器にまつわる話のほか、孫三郎の孫で、親交のあった音楽プロデューサーの故・大原れいこさんとの思い出も語る。

 三船さんは「修復されたピアノと音楽を愛する大原家の伝統に敬意を表し、皆が縁を結ぶ場になれば」と話している。

 午後2時~5時。1人3千円。クリスマスケーキとコーヒー付き。定員35人。本邸ホームページから申し込む。

修復された大原家のピアノ

© 株式会社山陽新聞社