移動スーパー車が稼働 飯野、上江、大河平地区など

エーコープみやざきいいの店を拠点に稼働した「移動スーパーとくし丸」

 交通手段のない高齢者ら買い物弱者を支援しようと、宮崎県えびの市のエーコープみやざきいいの店は、移動販売に取り組む「移動スーパーとくし丸」の稼働を始めた。同店を拠点に市内3地区を個別訪問し、食料品や日用品を販売する。
 エーコープみやざき(宮崎市、安川雄一郎社長)は、全国で移動販売事業を展開する「とくし丸」(徳島市)と提携し、宮崎市などで移動販売を展開している。
 今回12台目の稼働で、えびの市内では「かくとう店」に続き2台目。飯野、上江、大河平地区の高齢者宅など計約120軒を週に1、2日訪問し、約500種類の商品を販売する。使用する車両はJA共済連宮崎が寄贈した。
 11月30日に「いいの店」で出発式があり、安川社長は「命をつなぐ食料品や生活必需品の確保や、見守り活動にもつなげたい」と述べた。

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