横浜赤レンガ倉庫が新装オープン プロジェクションマッピングに歓声

テープカットなどが行われた横浜赤レンガ倉庫のオープンセレモニー=横浜市中区

 大規模改修工事のため休館していた横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)1、2号館が6日、リニューアルオープンを迎えた。新規出店25店舗を含む66店舗が開店。神奈川県内企業では、全国初出店となる乳製品のスイーツ専門店や、横浜・大倉山のクラフトチョコレート店など20店舗が装い新たに再出発した。

 横浜赤レンガ倉庫は国の保税倉庫として1911年に2号館、13年に1号館が誕生。老朽化に伴う工事や設備メンテナンスが必要となったため、文化・商業施設として開業してから20周年の節目に合わせて今年5月から休館し、開業以来初めての大幅リニューアルとなった。

 この日はオープン前に記念セレモニーが行われ、各店舗の店長ら約70人が出席。横浜赤レンガの五十嵐光晴社長は、新型コロナウイルスの影響で当初の予定より1年遅れのリニューアルだったことを明かし、「時間はかかっても、より満足いただけるベストな状態になった。一丸となって横浜エリアの発展に貢献していく」と力を込めた。

 同日夜には全長約140メートルに及ぶ2号館2、3階の外壁を使ったプロジェクションマッピングの点灯式も実施。クリスマスまでの日数を数えるための「アドベントカレンダー」をテーマに、建物の窓が開く様子などを表現した幻想的な光景に、来場者から大きな拍手や歓声が上がった。

 リニューアルの詳細など問い合わせは、横浜赤レンガ倉庫2号館電話045(227)2002。

© 株式会社神奈川新聞社