初のドラフト・ロッタリー開催 全体1位指名権はパイレーツが獲得

日本時間12月7日、ウィンター・ミーティングが行われているカリフォルニア州サンディエゴでメジャーリーグ史上初となるドラフト・ロッタリーが開催され、パイレーツが2023年ドラフトにおける全体1位指名権を獲得した。ロッタリーの抽選対象となるのは全体1位から6位までの指名権で、ポストシーズン進出を逃した18チームがロッタリーに参加。なお、全体7位以降の指名権はロッタリーの抽選対象とならず、2022年レギュラーシーズンの勝率が低い順に割り振られている。

ドラフト・ロッタリーの結果は以下の通り(カッコ内はロッタリーがなかった場合の指名順)。

1 パイレーツ(3)
2 ナショナルズ(1)
3 タイガース(6)
4 レンジャーズ(7)
5 ツインズ(13)
6 アスレチックス(2)
7 レッズ(4)
8 ロイヤルズ(5)
9 ロッキーズ(8)
10 マーリンズ(9)
11 エンゼルス(10)
12 ダイヤモンドバックス(11)
13 カブス(12)
14 レッドソックス(14)
15 ホワイトソックス(15)
16 ジャイアンツ(16)
17 オリオールズ(17)
18 ブリュワーズ(18)

ロッタリーの恩恵を受けたのは、指名順が上がったパイレーツ(3位から1位)、タイガース(6位から3位)、レンジャーズ(7位から4位)、ツインズ(13位から5位)の4チーム。逆にナショナルズ(1位から2位)、アスレチックス(2位から6位)、レッズ(4位から7位)、ロイヤルズ(5位から8位)の4チームはもともと全体6位以内の指名権を持っていたが、指名順を下げる結果となった。

ロッタリーでツインズが13位から5位に大幅ランクアップした影響により、ロッキーズ(8位から9位)、マーリンズ(9位から10位)、エンゼルス(10位から11位)、ダイヤモンドバックス(11位から12位)、カブス(12位から13位)も1つずつ指名順を落としている。14~18位の指名順には変動がなかった。

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