不法投棄物の中から不発弾 うるま市・平安名 爆発の危険性なし 市内で相次ぐ不法投棄

 【うるま】うるま市勝連平安名で不法投棄が相次いでいる。4日、不法投棄があった場所から砲弾の不発弾1発が見つかった。うるま署によると信管はなく爆発の危険性はない。同日中に回収された。不法投棄物の撤去作業中に見つかった。平安名では不法投棄が相次いでおり、市が監視カメラを設置したり、不法投棄対策班を設置したりするなど対策を強化している。

 うるま署によると不発弾は大きさ46センチ、直径13センチの砲弾。平安名自治会がうるま市やうるま署、県中部福祉保健所などと一緒に「不法投棄根絶作戦」として撤去作業をしていた。不法投棄は勝連地区で多く見られ、特に平安名では確認されているだけでも3カ所ある。

 うるま市環境課の石嶺哲也さんは「悪質な不法投棄が相次いでいる。抑止力を高め、市全域から不法投棄をなくしたい」と話した。

 (石井恵理菜)

© 株式会社琉球新報社