「ど田舎にしかた祭り」盛況 田んぼから魅力発信 栃木

「農村舞台」をイメージして作られたステージ

 【栃木】西方地域最大のイベント「ど田舎にしかた祭り」がこのほど、西方町元の田んぼで行われた。

 地域の魅力発信や活性化を目的に、地元の若手農商工関係者たちでつくる「にしかたふるさと祭り実行委員会」が2011年から主催している。今回で12回目となった。

 会場には、地元産野菜や雑貨などを販売する12店が立ち並んだ。農民の娯楽となっていた江戸時代の「農村舞台」をイメージした手作りのステージも設けられた。そこで地元バンドや和楽器バンドなどが演奏を披露。観客は音楽に合わせて飛び跳ねたり、稲わらをステージに投げたりして盛り上がった。

 米俵を投げ、飛んだ距離を競う「俵飛ばし大会」や時間内に積み上げた薪の高さを競う「薪積み大会」などにも多くの来場者が参加していた。

 阿部敏也(あべとしや)実行委員長(44)は「今年も多くの人が集まってにぎやかになり、うれしい」と話した。西方町金崎、山野井政雄(やまのいまさお)さん(74)は「若い人が多くて良かった。会場も西方らしい作りで面白い」と笑顔で話していた。

薪を積んで高さを競った「薪積み大会」

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