真鶴町長の選挙人名簿不正利用問題 不信任決議案が否決 名簿を受け取った元町長の町議らが反対

不信任決議案が否決された真鶴町の松本町長=9日、町議会

 神奈川県真鶴町の選挙人名簿を松本一彦町長が持ち出し、自らの選挙に不正に利用した問題で、同町議会は9日の本会議で松本氏に対する不信任決議案を否決した。可決には議長を含めた出席議員の4分の3の賛成が必要だが、議員9人のうち名簿を受け取った元町長の青木健町議ら3人が反対し、賛成は6人にとどまった。

 地方自治法では首長に対する不信任決議が可決された場合、10日以内に辞職か議会の解散を選択しなければいけないとしている。

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