2021年7月に発生した土石流災害について、静岡県熱海市は、近く再発防止に向けた陳情を県に提出することが関係者への取材でわかりました。
2021年7月の土石流災害で、熱海市は違法な盛り土を止められなかった行政対応の総括として、11月、市に「法的な責任はない」と主張しています。関係者によりますと、熱海市の斉藤栄市長は12月12日にも川勝平太知事のもとを訪れ、静岡県に陳情を提出することがわかりました。
陳情では、開発面積によって、県と市で管轄が分かれる森林法の運用を県にまとめることなどを要望します。
12月14日には、遺族などが市と県に損害賠償を求める裁判が始まり、熱海市は、県に対しても自らの正当性を主張する形となります。