9日午前11時20分ごろ、山北町の東名高速道路下り線で、車両3台が絡む多重事故が発生し、トラック運転手の男性が死亡した。県警が身元の確認を進めている。
県警高速隊によると、現場は吾妻山トンネルの東約200メートル、見通しの良い片側2車線の直線道路。交通集中の影響で当時渋滞していたという。
渋滞の最後尾に止まっていた高速バスに大型トラックが衝突した。さらに後方から別の普通トラックがぶつかったとみられる。最後に後ろから衝突した普通トラックの男性運転手が全身を強く打ち、搬送後に病院で死亡が確認された。高速バスの乗客35人とその運転手にけがはなく、最初に追突したとみられる大型トラックの男性運転主は軽傷を負った。
この事故で、東名高速下り線右ルート大井松田インターチェンジ(IC)─御殿場IC間が同日午前11時25分ごろから午後4時20分ごろまで、約5時間通行止めとなった。