日本付近は気圧の谷へ

10日(土)は、日本付近は日本のはるか東に移動する高気圧と大陸の高気圧との間で気圧の谷となります。それに伴い日本海中部には低気圧が発生して東進し、四国の南には風の収束域が発生して四国~関東の沿岸部に雨雲が広がる見込みです。また、日本の南の前線を伴った低気圧が小笠原諸島付近に進むでしょう。
これらの影響で、北日本や北陸では雲が広がりやすく、日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。所により雷を伴う見込みです。東~西日本の太平洋側は午前中は概ね晴れますが、午後は雲の広がる所が多く、夜は四国~関東の沿岸部を中心に所によりにわか雨があるでしょう。また、小笠原諸島は雨が降り、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。西日本の日本海側は晴れ間があるものの、夕方以降は雲が広がって所により雨が降りそうです。南西諸島は前線の影響が残ってくもりや雨となるでしょう。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:10日午前9時の予想天気図。

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