【新型コロナ】川崎で2人死亡、1427人感染 高齢者施設と老人ホームで新たなクラスター

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は9日、市内外の80代と90代の男女2人の死亡と、市内外に住む10歳未満~90歳以上の男女1427人の感染が新たに確認されたと発表した。

 市によると、中原区の90代女性は同区の介護老人保健施設に入所中に発熱し、3日に感染が判明。市内の病院に入院し、8日に死亡した。女性は基礎疾患があり、ワクチンを4回接種していたという。

 東京都の80代男性は、11月30日に体調不良で市内の病院を受診し、感染が判明。別の病院に入院し、今月2日に死亡した。男性は基礎疾患があり、ワクチン接種の有無は不明という。

 感染者の年代別の内訳は、20代が248人、40代が222人、30代が210人、10歳未満が197人、50代が185人、10代が144人、60代が109人、70代が66人、80代が40人、90歳以上が6人。

 麻生区の高齢者施設で関係者6人、宮前区の有料老人ホームで関係者8人の感染が判明し、市はそれぞれクラスター(感染者集団)と認定した。

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