核兵器を持つ国と持たない国の専門家で意見を交わす国際賢人会議が、10日から2日間広島市内で行われます。
開会を前に、賢人と若者による対話の会がありました。
若者との対話に臨んだのは会議のメンバー15人のうちアメリカのゴッテメラー元国務次官やヨルダンのカワール駐米大使ら8人の国際政治や安全保障の「賢人」たちです。
熊本県立大学 白石隆理事長「英語では我々はウィズ・シビリティという言葉を使うが、もちろん相手に対する尊敬の念を考えて議論したい」
対話では国が任命する「ユース非核特使」として国内外で核兵器廃絶を訴える活動をしてきた経験を持つ大学生や高校生あわせて12人が賢人と向かい合いました。
東京大学3年 庭田 杏珠さん「核保有国と非保有国の賢人の皆さんが集まる第1回目の国際賢人会議なので、橋渡しになるような会議になって欲しいと思っています」
若者と賢人はグループに分かれて議論し、核抑止力に頼らず平和を実現する方法などを話し合ったということです