静岡県裾野市のさくら保育園で園児に虐待をしたとして当時、園に勤務していた保育士3人が逮捕された事件を受け、裾野市は12月10日、園児と保護者を対象にした「心のケア」を実施しています。
静岡県裾野市の「さくら保育園」では、当時、園に勤務していた保育士の女3人が1歳児クラスの園児に対し、顔を押す、宙づりにするなどの暴行を加えた疑いで逮捕されました。
この事件を巡り、園児や保護者の中には精神的な負担を抱えている可能性があることから、市は12月10日から「心のケア」を目的とした取り組みを始めています。
10日はさくら保育園の1歳児クラスを対象に、常葉大学保育学部の山本睦(やまもと・ちか)教授が「1歳児の子どもの発達段階に応じた心のケア」について講話を実施し、その後、希望した人に対して個別の相談に応じます。
個別相談は民間から派遣された「公認心理師」3人が担当し、10日は5家族から申し込みがあったということです。