来週半ば冬型の気圧配置強まる 北・東日本日本海側は大雪のおそれ 南海上では台風25号発生か

 14日(水)から15日(木)を中心に、冬型の気圧配置が強まるため西~北日本日本海側の広い範囲で雪が降る見通し。北陸や北日本日本海側では雪の降り方が強まり、特に北海道日本海側ではこの時季としては降雪量がかなり多くなるおそれがある。
 一方、日本の南の海上では今度24時間以内に台風25号が発生する見通し。沖縄など南西諸島では、うねりを伴う高波に注意が必要だ。

14日(水)~15日(木)は強い寒気が南下

 13日(火)から14日(水)朝にかけて、大陸から前線を伴った低気圧が近づいて日本付近を通過するため、東日本から北日本では広く雨が降る見通し。
 その後は、14日(水)日中から15日(木)にかけて西高東低・冬型の気圧配置が強まりそうだ。平地でも雪を降らせる目安となる強い寒気が西日本太平洋側まで流れ込み、北日本から西日本の日本海側を中心に広く雪が降る見込み。山陰などで初雪の便りが届くかもしれない。北陸から北日本日本海側では、雪の降り方が強まりそうだ。

北海道日本海側は降雪量かなり多くなるおそれ

 特に北海道日本海側では、この時季としては降雪量がかなり多く大雪となるおそれがある。風が強まってふぶきとなり、海上では波も高まる可能性がある。
 また、北海道日本海側では気温が平年よりかなり低くなるおそれがある。農作物の管理や水道管の凍結に注意するとともに、除雪などの対応にも注意したい。
 交通機関が乱れる可能性もあるため、今後も最新の情報に気をつけた方がよさそうだ。

フィリピンの東海上で台風25号発生する見通し

 一方、日本の南の海上には台風のたまご・熱帯低気圧が発生中。今後24時間以内に、台風25号が発生する見通しだ。台風が発生したとしても、13日(火)にはフィリピンの東で熱帯低気圧に変わり、日本付近に進む可能性は低い見込み。
 ただ、沖縄など南西諸島は波が高くなるおそれがあるため、しばらくはうねりを伴う高波に注意が必要だ。

(気象予報士・鈴木悠)

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