バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ」は11日、勝山市体育館ジオアリーナなどで男女10試合が行われた。勝山市では男女2試合があり、男子シングルス元世界ランキング1位、桃田賢斗のNTT東日本はコンサドーレに3―0で勝利した。県内での同リーグ開催は2018年1月以来。
桃田はシングルスに出場。第1ゲームは積極的な攻撃で相手を前後に揺さぶり主導権を握って21―5と圧倒。第2ゲームも強烈なスマッシュで得点を挙げるなどして21―11で制し、約1300人の観客を魅了した。桃田は「(勝山高出身の山口)茜ちゃん効果もあってバドミントンに熱い人が多い。質の高いプレーに沸いてくれて、緊張感を持ってできた」と笑顔を見せた。
⇒山口茜がワールドツアーファイナル優勝 バドミントン女子単
女子は、再春館製薬所が山陰合同銀行に3―0で勝利した。バンコクでのワールドツアーファイナルのため出場していない再春館製薬所所属の山口はビデオメッセージを寄せ、地元での試合に行けなかったのは残念とし「トップ選手のプレーをぜひ楽しんでください」とコメントした。
丸岡中でバドミントンをしているという多田康希さん(14)は「桃田選手はスマッシュが早かった。足の動きや打つ場所を参考にしたい」と話していた。(渡辺亮)