任期満了に伴う逗子市長選は11日投開票され、無所属で現職の桐ケ谷覚氏(73)=自民、立民、公明推薦=が、元職で元衆院議員の長島一由氏(55)を大差で破り、再選された。桐ケ谷市政継続の是非が最大の争点となった。
投票率は51.07%で2018年12月の前回選挙(47.46%)を3.61ポイント上回った。
桐ケ谷氏は1期目について「4年間、歳出抑制で市民に迷惑や無理をかけたが、財政再建へ道筋を付けることができた」と実績をPR。「2期目は余裕の生まれた財政で高齢者の生活の足確保や、子育て支援の拡充に取り組みたい」と訴えた。大半の市議の応援を受け、保守、リベラル層問わず幅広い支持を集めた。
長島氏は現市政について「税金を無駄遣いしている。行政をガラス張りにし、『自治体経営日本一のまち』を取り戻す」と批判したが、及ばなかった。
当日有権者数は4万9842人(男2万3082人、女2万6760人)。