【動画あり】「キングス愛」でフィギュア14体を制作「魅力をたくさんの人に」小橋川さん、沖縄市に寄贈

 【沖縄】プロバスケット琉球ゴールデンキングスの熱烈なファンで、沖縄市内在住の小橋川道代さん(59)がこのほど、キングス選手のフィギュアを制作した。制作したのは選手13体とキングスダンサー1体の計14体。キングスへの情熱が注がれた作品だ。小橋川さんは「キングスの魅力をたくさんの人に知ってほしい」と2日、沖縄市にフィギュアを贈呈した。
  ▼「ウチナーンチュであることが僕の誇り」コー・フリッピン選手 母の故郷・沖縄でバスケ通し伝えたいこと 
 普段は歯科技工士として働いている。工作や手芸、絵などが趣味で、これまでもキングス選手の似顔絵やTシャツなどを作ってきた。bjリーグ参戦直後からの約15年来のファンで、シーズンチケットを購入し毎試合の観戦を欠かさない。県外試合にも応援に駆けつけるほどの大ファンだ。フィギュアは昨季のチャンピオンシップ決勝で敗退した後、「何か応援できないか」と制作を始めた。石こう粘土で体を作り、手作りのユニホームを着せた。顔も特徴を捉え、一人一人そっくりに仕上げている。1体作るのに約1週間かかったという。新しく加入した選手は随時制作中だ。

 沖縄市によると、フィギュアは市役所1階のキングスのディスプレーや、市立図書館などに展示する予定。小橋川さんは「たくさんの人にキングスを知ってもらい、一緒に応援したい。キングスの選手にもフィギュアを見てもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。

 (石井恵理菜)

© 株式会社琉球新報社