レイプは「悪魔の仕業」と否定されてきた女性たち 犯罪と知り話し合う 「ウーマン・トーキング」公開決定

今年のトロント国際映画祭にて初上映され、観客賞の次点に選ばれた映画「ウーマン・トーキング 私たちの選択」が、2023年初夏に劇場公開されることが決まった。

「ウーマン・トーキング 私たちの選択」は、2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元にした、ミリアム・トウズによるベストセラー小説「WOMEN TALKING」を原作とした作品。舞台は 2010年の架空の村。自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きる女性たちがたびたびレイプされる。これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」などと男性たちに否定されていたが、それが実際に犯罪だったということを知る。男性たちが街へと出かけている2日間、彼女たちは自らの未来をかけた話し合いを行う。

監督・脚本は、「アウェイ・フロム・ハー」で監督・脚本家としてデビューし、数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。2度のアカデミー賞ノミネート歴を持つルーニー・マーラが主演を務め、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショーらが出演している。出演とプロデュースを務めたオスカー女優のフランシス・マクドーマンドは、本作のオプション権を獲得後、ブラッド・ピットが率いる映画制作会社「PLAN B」へ話を持ち込み、映画化が実現した。

2023年1月に授賞式が開催されるゴールデングローブ賞では、脚本賞(サラ・ポーリー)と、作曲賞(ヒドゥル・グドナドッティル)にノミネートされた。

【作品情報】
ウーマン・トーキング 私たちの選択
2023年初夏 TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイトシネクイント他公開予定
配給:パルコ ユニバーサル映画
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