学びの成果、集大成 宇都宮文星短大、閉学前に作品展

ポップな商品ラベルデザインなど学生の学びの成果が並ぶ作品展=12日午前、宇都宮市上戸祭4丁目

 来年3月の閉学を前に、宇都宮文星短大のアートや製菓を学ぶ学生らの集大成となる作品展「ファイナルエキシビション」が12日、宇都宮市上戸祭4丁目の文星芸術大ギャラリーで開幕した。来年1月26日まで。

 同短大は毎年この時期に、学科などに当たる「ライフデザインフィールド」と「フードフィールド製菓衛生師ユニット」の作品展を隔年で開催。閉学に伴い、今年は合同展を企画した。

 学生や卒業生、教員ら35人が参加し、アート作品27点と砂糖を加工したシュガークラフト7点を出品。新型コロナウイルス禍をテーマに複数の素材を用いた平面作品の合作や、ウエディングケーキをイメージしたシュガークラフトなど、個性豊かな作品が来場者の目を引いていた。

 担当する中沖尚行(なかおきたかゆき)教授(47)は「学生たちが生み出したエナジーある作品をぜひ見てほしい」と話す。同校は少子化などを背景に本年度の学生募集を停止。12月現在、40人が在校している。

学生の学びの成果が並ぶ作品展=12日午前、宇都宮市上戸祭4丁目

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