福井市の中学校の空に二重の虹…福井の女性が撮影 学校に幸運訪れる?

12月13日午前に現れた二重の虹=福井県福井市の藤島中学校付近

 12月13日午前、福井県福井市内の空に、珍しい二重の虹が大きなアーチを描くのを福井市の女性が捉えた。写真では、福井市の藤島中学校を包むように虹が架かっており、学校に幸運が訪れるかも…。

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 くっきり見える方は「主虹(しゅにじ)」、外側の薄い方は「副虹(ふくにじ)」と呼ばれる。副虹は空気中の水滴内で光が2回反射することで起き、色の並びが逆になる。

 福井地方気象台によると、光が段階的に分解されるため副虹の方が薄くなる。出現する条件は詳しく分かっておらず、幸運を招くとも言われる。藤島中学校の校歌の一節には「空の彼方に豊けくも清かなる光あり あれぞ未来」とある。まさしく歌詞通りの光景が広がった。

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