地中の不発弾が破裂か、周囲に白煙 作業員が病院に搬送 沖縄・嘉手納町の水道工事現場

 沖縄県嘉手納町の嘉手納漁港近くの工事現場で13日午前9時半ごろ、ショベルカーでの掘削作業中に白煙が上がり、女性作業員が本島中部の病院に搬送された。県警やニライ消防によると、掘削中に地中にあった81ミリ迫撃砲弾(黄リン弾)が水道管の工事中に破裂したとみられる。
▼過去には幼稚園で不発弾が爆発した事故も
 作業員は吐き気や呼吸難を訴えたが、命に別条ははいという。
 黄リン弾は午前11時半に陸上自衛隊が回収した。県警は安全確保のために付近の交通を一時規制したが、午後1時5分に全面解除した。
【関連記事】
【写真】国際通りにも不発弾が…処理は年平均800件
▼沖縄に開業予定のコストコ、不発弾対応でオープンずれ込む
▼不法投棄物の中から不発弾 うるま市・平安名 爆発の危険性なし 市内で相次ぐ不法投棄
▼病院敷地から不発弾発見 処理日は入院患者も避難
▼那覇空港で不発弾発見相次ぐ 残留の懸念拭えず 識者「振動で爆発可能性も」
 

© 株式会社琉球新報社