イラク共和国の北部にあるクルド人自治政府の大臣が、13日、原爆資料館を視察し、慰霊碑に花を捧げました。
広島を訪れたのは、イラク共和国 クルディスタン地域政府のハビーブ自治観光大臣です。
JICA(国際協力機構)が、この地域の都市開発の支援の一環として、今月6日に日本へ招き、東京や京都訪問を経て、13日朝、原爆資料館を視察しました。
ハビーブ氏は、豆谷 副館長の案内で1時間かけて館内を真剣な表情で見て回りました。
イラク・クルディスタン地域政府 ハビーブ自治観光大臣
「サダム・フセインに大虐殺されたクルド人としてヒロシマの犠牲者に哀悼の意を表す。広島の復興を視察したので今後、みんなと団結して地域を発展させたい」
このあと、ハビーブ氏は、原爆慰霊碑を参拝し、花を捧げました。ハビーブ氏は、9日間の来日日程を終え、あす14日、帰国します。