「この飾りを作るとあとちょっとでお正月」縁起物“潮カツオ”にお飾り付け作業=静岡・西伊豆町

静岡県西伊豆町田子地区の冬の伝統保存食「潮カツオ」に、正月用のお飾りをつける作業が行われています。

西伊豆町田子地区の伝統の保存食「潮カツオ」は「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれ、その年の豊漁や子孫繁栄を願い、正月に神棚や玄関に飾る縁起物です。

2022年の潮カツオ作りは11月上旬から始まりました。ひと月ほど乾燥させた潮カツオに、ワラで正月用の飾りつけを行います。使うワラは、お飾り用に静岡県松崎町で育てられたものです。約50本の注文が入っていて、慣れた手つきで素早くていねいに飾り付けをしました。

<カネサ鰹節商店 芹沢安久さん>

「この飾りを作ると、あとちょっとでお正月ですよね。今年は注文が多くて、それだけ注目されているのかと思っていますので、精一杯作って皆さんに届けられればと思います」

お飾りをつけた「潮カツオ」は、12月15日から発送が始まる予定です。

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