面識のない男に男性がナイフで刺される 犯人は現場から逃走 沖縄・うるま市石川の路上 学校は集団下校、部活も取りやめ

 13日午前5時半ごろ、沖縄県うるま市石川白浜の路上で帰宅途中の30代男性が面識のない中年の男に突然、ナイフのような物で刺される傷害事件が発生した。男は現場から逃走し、県警は男の行方を追っている。
  ▼【第一報】 速報・路上で男性がナイフで刺される
 石川署やうるま市消防本部によると、同5時半過ぎに「歩行中に刺された」と119番通報があった。歩道を歩いていた男性が背後から「おい」と声を掛けられ突然、男に腰をナイフのような物で刺された。男性は幅約1センチの刺し傷を負い、本島中部の病院に搬送された。命に別条はない。ナイフのような物は現場で県警が押収した。逃げた男は年齢40代前後で身長約165~170センチ。灰色の長袖シャツに、黒色の長ズボン、黒の帽子を着用していたという。
 事件を受け、うるま市教育委員会は同日、現場近隣の学校に集団下校を促すなど安全に配慮した行動を呼びかけた。市によると、石川地区の小学校3校に保護者同伴での下校を要請。同地区の中学2校は集団下校を促し、部活動は取りやめとなった。
 同日午後3時半ごろ、石川中では、生徒らが集団下校を始め、校門付近には保護者らの迎えの車が列を作った。下校する女子生徒(13)は「人が少ない時間に襲われていて怖い。路地には入らないようにしたい」と不安げな顔を見せた。保護者の男性(44)は「早く逮捕されてほしい。冬休みが始まるまでは警戒したい」と話した。
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